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クラシックコントローラ 分解


LRボタンのバネを取り除くため クラシックコントローラーを分解しました。
(※分解すると任天堂の保証を受けられなくなります。もし分解する場合は自己責任で。)
(※文字の書いある写真は クリックすると拡大します。)

 

必要な物は クラコンとY字ドライバーと+ドライバーです。Y字ドライバーは電子部品屋などで売られています。
私が買ったのは 株式会社エンジニアのDTY-03という品番のもの。ドライバーの先端の幅は2.4mmです。
店頭価格は約1100円でした。
+ドライバーは 100円ショップダイソーの精密ドライバーです。

 

それでは分解を開始します。まずはクラコンを裏返し 5つのネジをY字ドライバーで外してください。
このネジはかなり固く締められているので しっかりと押さえつけながら ゆっくり回しましょう。
無理に回そうとすると ネジ山をなめてしまう恐れがあるので 注意が必要です。
全部のネジを外したら 背面(LRボタンのある側)を持ち上げて外します。
前面(基盤のある側)は コントローラーを組み立てなおす時まで使いません。

 

さて 背面を裏返し いよいよLRボタンのバネを取り除く訳ですが、そのままの状態ではバネを外せないので
まずは 左上の写真のピンク色の矢印の先にあるネジを +ドライバーで外しましょう。

 

ネジを外したら バネを取り除く作業に取りかかります。
右上の写真の 緑色で囲まれたパーツとピンク色で囲まれたパーツが邪魔なのですが
これらのパーツは がっちり噛み合っており 分離できません。

 

なので 上掲の写真のように パーツを指でつまんで上に軽く持ち上げ 斜めになったバネを摘み取ります。



2つのバネを外したら 残るは組み立てなおす作業だけです。まずは先程外したネジを締めなおします。
あとは クラコンの前面と背面を合わせるだけですが、ちゃんと合わせるために注意すべき点が2つあります。

 

1つめの注意点は LZ・RZボタンの金属部分が定位置から外れていないかどうかを確かめることです。
金属部分は薄っぺらく外れやすいので ちゃんと確認しましょう。



もう1つの点は L・Rボタンのアナログ入力センサーに関する点です。
上掲の写真の矢印の先端にあるスライド機構がL・Rボタンのアナログ入力センサーなのですが

 

左上の写真のパーツの穴と 右上の写真のアナログセンサーの突起が噛み合うような位置になければ
これらのパーツが干渉して クラコンの前面と背面が正しく合わさりません。
なので これらのパーツを正しく噛み合わせる必要があります。
(※左上の写真に関して、バネを外す前に撮影した写真を流用しているので 写真にはバネがありネジが無いですが、
 本来ならばこの段階では バネが無くネジがある状態が正しいです。)


 

一見難しそうに思えるかもしれませんが 実際の作業は単純です。
まずはアナログセンサーのスライド機構の突起を 左上の写真のように 1番上までスライドさせます。
あとは 右上の写真のように 前面側と背面側の天地を逆にして合わせるだけです。
前面側のアナログセンサーの突起は 1番上の位置の逆なので 1番下の位置にあり
背面側のパーツの穴は L・Rボタンが重力で下方向に引っ張られるので 1番下の位置にあるという訳です。
重力に頼っているので 被せる際は LRボタンに触れないようにして下さい。
(※右上の写真に関して、写真撮影時は片手でカメラを持っているので片手でパーツを持っていますが 皆さんは両手で両パーツを持って下さい)

 

パーツを合わせた後は ネジを締める前に ボタンをちゃんと押せるかどうか確かめましょう。
特にL・R・LZ・RZボタンに違和感が無いかに注意。違和感が無ければネジを締めなおします。これで完了です。



これでL・Rボタンから アナログ入力の無駄なストロークが無くなり ボタンが押しやすくなりました。
とはいえ、一般的なコントローラーのL・Rボタンのカチカチしている触感と比べると
改造後のクラコンのL・Rボタンの触感は L・Rボタンの割にはフニャフニャ気味です。
元々は独立した1つのボタンじゃないので仕方無いですね。期待のしすぎは禁物、ほどほどにね。
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